ドーピング対策
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 17:02 UTC 版)
「2011年世界陸上競技選手権大会」の記事における「ドーピング対策」の解説
IAAFはこの大会からドーピング対策として大会期間中に出場選手全員の血液検査を行なった。従来の尿検査も約500人を対象に抜き打ちで実施した。2000年代以降ヒト成長ホルモンやエリスロポエチン(EPO)、ステロイドによる新種のドーピング違反が発覚し、大会後にメダルの剥奪や成績の抹消がなされたケースがあり対策が施された。 大会前の2011年6月にマンジット・カウル、アシュウィニ・アクンジらインドの短距離選手8名が蛋白同化剤使用、8月にはアメリカのマイク・ロジャースが興奮剤使用、ジャマイカのスティーブ・マリングスが利尿剤使用によるドーピング違反が発覚し、それぞれ資格停止処分を受けた。大会後の11月4日には、前述の計468検体の尿検査の結果、ポルトガルのサラ・モレイラと韓国の臨熙南の2名が禁止薬物の陽性反応を示し、暫定的に2年間の出場停止処分となったことが発表された。 またロシアのオルガ・カニスキナとセルゲイ・バクリンのドーピング違反が発覚され、メダル剥奪とそれぞれ3年2ヶ月と8年間の資格停止処分が言い渡された。 「バルコ・スキャンダル」および「2008年北京オリンピックの陸上競技」も参照
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