ドーピング問題への姿勢
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/22 00:47 UTC 版)
2007年ツール・ド・フランスの第15、16ステージにおいてアレクサンドル・ヴィノクロフ、ミカエル・ラスムッセンが相次いで棄権に追い込まれた直後の7月26日の解説では、UCIプロツアーの選手たちが「人権も無視された徹底的な監視下」(24時間365日いつでもドーピング・コントロールの査察を受け入れなければラスムッセンのように排除される)に置かれている事を強調し、風邪薬はおろかスタミナドリンクも迂闊に飲めず、消炎鎮痛剤も塗れないなどの極端な薬物規制下に置かれ、各種のプロスポーツの中でも相対的に見て最もクリーンな状態にあると主張した。この日の栗村は「これ以上厳密にドーピングを排除したいのなら、もう選手をモルモット状態で管理するしかない」、「5年後にはコーヒーも規制薬物に指定されていて選手たちが懺悔させられるかもしれない」など怒りを露わにし、ロードレースにおけるドーピング摘発を魔女狩りに喩えていた。しかし、ランス・アームストロングのドーピング問題発覚を契機として、かつてのヨーロッパの自転車レース界にドーピングが蔓延していた事実が明らかになって以降は、むしろドーピングを行ってきた選手、ドーピングを蔓延させていたヨーロッパの自転車レース界に対して厳しい見方を示すようになっている。
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