ドロシー・ムーアとは? わかりやすく解説

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ドロシー・ムーア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/15 09:03 UTC 版)

ドロシー・ムーア
ドロシー・ムーア(2011年)
基本情報
生誕 (1946-10-13) 1946年10月13日(77歳)
アメリカ合衆国ミシシッピ州ジャクソン
ジャンル
職業 歌手
担当楽器 ボーカル
活動期間 1965年–現在
レーベル

ドロシー・ムーア(Dorothy Moore、1946年10月13日 - )はアメリカ南部のR&B、ソウル、ゴスペル、ブルース歌手である。ミシシッピ州ジャクソン出身。

1976年のヒット曲「ミスティ・ブルー」(Misty Blue)で知られる[1]

経歴

両親はメアリー・ムーアとメルビン・ヘンドリクス・シニア。彼女の父はメルビン・ヘンダーソンの芸名で「ファイブ・ブラインド・ボーイズ・オブ・ミシシッピ」のメンバーとして活動した。曽祖母に育てられた彼女は、幼い時から教会聖歌隊で歌い始めた。[2]

ジャクソン州立大学在学時にペッツィー・マッキューンとローズマリー・テイラーとともにガールグループ「ポッピーズ」を結成。エピック・レコードに1966年『愛の子守歌』を録音し、ビルボードホット100チャート56位になった。アブコ、GSFとChimneyvilleレーベルでのソロ・シングルが続いた。

マラコ・レコードでの数曲のソウル・バラードで、一躍有名になった。

  • 「ミスティ・ブルー」(1976年。ボブ・モンゴメリー作詞作曲)は各音楽専門誌のR&Bチャートで2位以内、ビルボードホット100で3位。トミー・コウチ、ウルフ・スティーブンソン、ジェームス・ストロウドの3人がプロデュースした。ジェームス・ストロウド(James Stroud)は、マラコ・リズム・セクションのドラマーである。
  • 「ファニー・ハウ・タイム・スリップス・アウェイ」(1976年)はR&B7位、ポップ58位。
  • 「アイ・ビリーブ・ユー」(1977年)はR&B5位、ポップ27位。

80年代後半には、ムーアはゴスペルアルバム『Givin' It Straight To You』(1986)をナッシュヴィルのリジョイス・レコードに残した。このアルバムには『ワット・イズ・イット』のカバーを収録。

さらに2枚のアルバムをヴォルト・レコードに録音。 彼女はその後1990年にマラコレーベルに戻り、数枚のアルバムを録音した。 ムーアはグラミー賞に4回ノミネートされている。

「ミスティ・ブルー」は、映画『フェノミナン』(1996年)のサウンドトラックに使用された。また、2005年のコンピレーション・アルバム『クラシック・ソウルバラード』にも収録された。

彼女は「ミシシッピ州のミュージシャンの殿堂」、「ジャスティスMLK賞」2008、「モントレー・ベイブ・ルース・フェスティバル」、「ジェームス・ブラウン遺産ブルース賞」2009、「ブルース財団取締役会賞」2006年、ブルース・ミュージック・アワード2013、「ミシシッピ州芸術委員会功労賞」、「ミシシッピ・ブルース・トレイル・マーカー」などを受賞している。

ファリッシュ・ストリート・レコード

ムーアは、自身が生まれた場所の名を冠したレコード・レーベル「ファリッシュ・ストリート・レコード」を2002年に設立した。 さらに、アルバム『Please Come Home For Christmas』『Gittin' Down Live』『I'm Doing Alright』も発表している。

アルバム

  • 1966: Lullaby of Love (Epic)
  • 1976: Misty Blue (Malaco) - Billboard #29, Top R&B/Hip-Hop Albums|R&B #10
  • 1977: Dorothy Moore (Malaco) - US #120, R&B #26
  • 1978: Once Moore with Feeling (Malaco Records)
  • 1979: Definitely Dorothy (Malaco)
  • 1980: Talk To Me (Epic)
  • 1984: Just Another Broken Heart (Streetking)
  • 1986: I'm Givin' It Straight To You (Rejoice Records) - Top Gospel Albums #23
  • 1988: Time Out for Me (Volt Records|Volt)
  • 1989: Winner (Volt)
  • 1990: Feel the Love (Malaco) - R&B #49
  • 1991: Talk to Me (Malaco)
  • 1992: Stay Close to Home (Malaco)
  • 1996: Misty Blue & Other Hits (Malaco)
  • 1996: More of Moore (Malaco)
  • 1998: Songs to Love By (601)
  • 2002: Please Come Home For Christmas (Farish Street)
  • 2005: I'm Doing Alright (Farish Street)
  • 2005: Gittin' Down Live (Farish Street)
  • 2012: Blues Heart (Farish Street)

シングル

  • 1973:「クライ・ライク・ア・ベイビー」
  • 1975:「ウイ・キャン・ラブ」
  • 1976:「ファニー・ハウ・タイム・スリップス・アウェイ」 - US pop#58、R&B#38、イギリス #7(日本未発売)
  • 1976:「ミスティ・ブルー」 -米国第3位、R&B#2、イギリスで第5位
  • 1976:「フォー・オールド・タイム・セイク」 - R&B#53
  • 1977:「アイ・ビリーブ・ユー」 -米国の#27、R&B5位、イギリスで#20
  • 1977:「ウイ・シュッド・リアリィ・ビー・イン・ラブ」- R&B#74
  • 1978:「1-2-3(あなたと私)」- R&B#93
  • 1978:「レット・ザ・ミュージック・プレイ」 - R&B 50位
  • 1978:「スペシャル・オケイジョン」 - R&B#30
  • 1978:「ウィズ・ペン・イン・ハンド」- R&B#12
  • 1979:「ラビング・タイム」- R&B#81
  • 1980:「トーク・トゥ・ミー/エヴリィ・ビート・オブ・マイ・ハート」 - R&B#87
  • 1991:「オール・ナイト・ブルー 」 - R&B#75

[3] [4]

脚注/参照

  1. ^ Allmusic.com biography by Ron Wynn
  2. ^ Soulwalking.co.uk biography
  3. ^ Allmusic.com - single discography
  4. ^ Roberts, David (2006). British Hit Singles & Albums (19th ed.). London: Guinness World Records Limited. p. 377. ISBN 1-904994-10-5 

関連項目

外部リンク


ドロシー・ムーア

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機動戦士ガンダムF91の登場人物」の記事における「ドロシー・ムーア」の解説

Drosie Mua 声 - 折笠愛 フロンティア総合学園普通科の生徒で、シーブック・アノー友人16歳父親連邦軍情報局員(小説版によればムーア情報局情報2課勤務また、このため父に反抗的になっている)。見た目こそ派手なギャルではあるが、温厚世話好きな性格難民としてスペース・アーク乗り込んだ子供世話しながら、フロンティア・サイドを脱出する

※この「ドロシー・ムーア」の解説は、「機動戦士ガンダムF91の登場人物」の解説の一部です。
「ドロシー・ムーア」を含む「機動戦士ガンダムF91の登場人物」の記事については、「機動戦士ガンダムF91の登場人物」の概要を参照ください。

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