ドライ・コーティング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 03:01 UTC 版)
主に金属類を膜状に付着させる手法。 蒸着 フィルム表面に金属層を付着させる加工法としては主に真空蒸着が用いられる。包装用途において湿度やガスのバリア性を向上させるために施すアルミ蒸着の他にも、シリカやアルミナ,ジルコニア主成分剤やフッ化マグネシウム(MgF2)蒸着がある。一般に、密着性を向上させるためのアンダーコーティングと、蒸着面保護のためのトップコーティングが併用される。 イオンめっき(イオンプレーティング) 真空中で蒸発させたチタンやクロムなどの金属をイオン化し、負の荷電をさせたフィルムに覆膜させる手法。蒸着の一種に含まれるが、通常の蒸着よりも早くかつ強度が高い金属膜を形成できる。 スパッタリング 蒸着よりも高い精度で金属などを付着させる手法。真空中で付着させようとする物質に高エネルギーを照射し、飛び出した粒子をフィルムに付着させる。導電性付与加工では、インジウム-錫酸化物などをスパッタリングでフィルム表面に付着させる。厚みの均一成型が容易だが、蒸着と比較してコストが高いのが難点。
※この「ドライ・コーティング」の解説は、「フィルム」の解説の一部です。
「ドライ・コーティング」を含む「フィルム」の記事については、「フィルム」の概要を参照ください。
- ドライコーティングのページへのリンク