ドイツ語の場合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/31 15:44 UTC 版)
代表的なものとして、fühlen, hören, sehen, blicken, spüren (, finden) などが挙げられる。 知覚動詞はwie/dass節に書き換えることができる。 Ich sehe das Kaninchen springen.(私はその兎が飛び跳ねるのを見る。)= Ich sehe, wie/dass das Kaninchen springt. ドイツ語では、英語で言うところの目的格補語が過去分詞であることは、finden などの一部を除いて容認できないので、感覚動詞はwie/dass節に書き換える必要がある。 たとえば、英語では In the war he saw soldiers cut in two by machine-gun fire.(戦争で彼は兵士たちが機関銃射でずたずたになるのを見た。) とあるところを、ドイツ語では Im Krieg sah er, wie Maschinengewehrgarben Soldaten in Stücke rissen. ← wie節は能動態、過去形を用いている。 のようにするのである。 一方で以下の文が可能である。 Ich fand das Tor geöffnet(=offen). ← 過去形を用いている。(私は門が開いているのを見た。) finden はまた、しばしば再帰代名詞とともに用いられる。 Beim Erwachen fand er sich von Fremde umgeben.(目覚めると彼は見知らぬ人に取り囲まれていることに気が付いた。) 受動文もなりえる。 Er ist von mir rauchen gesehen worden. ← 現在完了形を用いている。(彼はタバコを吸っているのを私に見られた。)
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