トラフィックの分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/02/19 02:30 UTC 版)
「トラフィックシェーピング」の記事における「トラフィックの分類」の解説
ネットワーク管理者はトラフィックをいくつかに分類することが多い。以下に挙げるのは主な3つのネットワークトラフィックのタイプである。 Sensitive 時間通りに転送されることを期待されているトラフィック。VoIP、オンラインゲーム、ビデオ会議、Webブラウジングなどが含まれる。他のトラフィックよりも優先するようポリシーが設定される。従って、このクラスのトラフィックはシェーピングされないか、シェーピングされたとしても他のトラフィックよりも優先される。 Best-Effort Sensitive ではないが、Undesired でもない全てのトラフィック。ISPでは、このクラスのトラフィックの QoS はあまり重視されない。例えば、Peer to Peer プロトコルや電子メールが含まれる。Sensitive なトラフィックが優先されるため、このクラスのトラフィックは残る帯域幅で転送される。 Undesired スパム、ワーム、ボットネットなど好ましくないトラフィックを指す。ISPによっては、SkypeなどのローカルでないVoIPトラフィックや、ISP自身が提供しているストリーミングサービスと競合するようなストリーミングサービスもこのクラスに分類することがある。その場合、トラフィック管理によってそれらのトラフィックは使い物にならないほど優先順位が低く設定される。カナダのロジャース・コミュニケーションズは、Peer to Peer トラフィックのポリシングとシェーピングがカナダ国内の規定に違反しているとして告訴された。
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