トキソプラズマ
【総論】 トキソプラズマ・ゴンディという原虫。猫(感染率:35~90%)の糞が混入した食品や、哺乳類の生肉などを食べて感染する。世界中で多くの人が既に不顕性感染をしている(一般人:7.4~25%,食肉業者:40~50%)。初感染した時の症状は、伝染性単核球症に似ている。妊婦が初感染すると胎盤を通じて胎児に感染し、先天性トキソプラズマ症(目がやられる)を起こす。エイズでは潜伏感染していたトキソプラズマの再活性化である。脳に膿瘍(のうよう=感染巣)をつくる他、肺、心臓、副腎、膵臓、睾丸などの全身感染症を起こす。HIV感染者の初診時はトキソプラズマの抗体を調べておき、将来なる可能性があるかみておく。
《参照》 トキソプラズマ脳症

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