データベース理論
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/19 17:51 UTC 版)
リレーショナル・データベースの設計の原則の一つは、データテーブルのフィールドがテーブルの主題の一つの特徴を反映しなければならないということである(一意性制約)。そのため、結合された文字列を含むことはできない。文字列を結合した状態のレポートが必要な場合は、レポートを作成する時点で文字列を結合しなければならない。 例えば、特定の顧客の住所を示す場合に、データには国名、郵便番号、州・都道府県名、都市名、地区名、番地、部屋番号が含まれ、それらを結合して1つの住所になる。しかし、顧客データ・テーブルには、住所を結合した状態のフィールドを格納してはいけない。これらのデータを分離した状態で保持しておき、出力時に結合する必要がある。その理由は、大きなサイズのデータの入力や更新は、誤りを起こしやすくなり、労働集約的になることである。国名、郵便番号、州・都道府県名、都市名を分割して入力することで、データ入力確認(存在しない州・都道府県名など)をすることができるようになる。また、都市名などで分類をすることができるようになる。
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