デモ行進の準備
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/28 14:03 UTC 版)
「2012年カタルーニャ独立デモ」の記事における「デモ行進の準備」の解説
スペイン継承戦争時のバルセロナの陥落日は1714年9月11日だったことから、毎年9月11日はカタルーニャ国民の日(ラ・ディアダ)と呼ばれる祝日となり、毎年のカタルーニャ国民の日にはカタルーニャ州政府による公式式典が行われる。2012年のカタルーニャ国民の日に合わせて、民間団体のカタルーニャ国民会議(ANC)が独立デモを組織した。9月9日にはひとりのマラソンランナーがサン・カルラス・ダ・ラ・ラーピタから走りはじめてバルセロナを目指し、9月11日にバルセロナでの行進に合流した。カタルーニャ州各地からの組織・自治体・機関が、デモの参加希望者のためにバスを手配してバルセロナに向かっており、1,000台以上のバスが州都に集まった。バルセロナ市議会によると、このデモ行進はカタルーニャ州史上最多のバスを使用したイベントである。膨大な参加者数を見越して、主催者は何度もデモ行進ルートの見直しを行った。ジローナ、マンレザ、フィゲラスの市長はバルセロナに向かうレンフェ(スペイン国鉄)の臨時便を手配した。同日にはバイカーの集団が「オートバイによる分離主義者行進」を行い、朝からビックを起点に走行を開始した。数時間にわたってバルセロナ市中心部が混雑すること、膨大な人数の流入が携帯電話ネットワークに混乱をもたらすことが懸念された。
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