サン・カルラス・デ・ラ・ラーピタとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > サン・カルラス・デ・ラ・ラーピタの意味・解説 

サン・カルラス・デ・ラ・ラーピタ

(サン・カルラス・ダ・ラ・ラーピタ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/09 02:02 UTC 版)

Sant Carles de la Ràpita

  


 カタルーニャ州
 タラゴナ県
地域 テーラ・ダ・レブラ
コマルカ ムンシアー
面積 53.7 km² [1]
標高 11m
人口 15,338 人 (2011年[1]
人口密度 285.62 人/km²
Sant Carles de la Ràpita
スペイン内サン・カルラス・ダ・ラ・ラピタの位置
Sant Carles de la Ràpita
タラゴナ県内サン・カルラス・ダ・ラ・ラピタの位置

北緯40度37分16秒 東経0度35分33秒 / 北緯40.62111度 東経0.59250度 / 40.62111; 0.59250座標: 北緯40度37分16秒 東経0度35分33秒 / 北緯40.62111度 東経0.59250度 / 40.62111; 0.59250

サン・カルラス・ダ・ラ・ラピタカタルーニャ語Sant Carles de la Ràpita)は、スペインカタルーニャ州タラゴナ県ムニシピオ(基礎自治体)。ムンシアーに属する。エブロ川デルタ地帯の南西部を占め、市域にはトラブカドル海岸やラ・バーニャ半島、プエルト・ダ・ロス・アルファクス塩湖が含まれる。市街は海岸部、塩湖に面している。市は市街のあるサン・カルラス・ダ・ラ・ラピタ地区と、無人のサリーナス・ダ・ラ・トリニダー地区とに分かれる。カスティーリャ語ではサン・カルロス・デ・ラ・ラピタ(San Carlos de la Rápita)。

歴史

レコンキスタ以前からこの地には定住地があった。1097年、バルセロナ伯ラモン・バランゲー3世がサン・クガ修道院へラピタの城を寄進したことが文書に記されている。この地への再植民は、修道院によって行われた。城の敷地内に修道院がつくられ、13世紀に再植民が進んだ。

1260年、サン・クガの修道士たちはラピタの城を聖ヨハネ騎士団へ売却した。城内には女性の自治体がつくられ、1579年にトゥルトーザへ移った。1280年、ラピタはバルセロナ伯の直轄領となった。

18世紀半ば、カルロス3世はエブロ川デルタ地帯に海港の建設を、漁村ラピタに重要な市街地の建設を命じた。カルロス3世にちなみ、村はサン・カルロスのラピタと名づけられた。1770年には王はアンポスタとラピタとをつなぐ運河を築こうとし、総督宮殿や教会といった新古典主義建築の建物が建てられた。しかし王の晩年の経済衰退と王の死によって、事業のほとんどが未完であった。

スペイン独立戦争中の1811年、ルイ=ガブリエル・スーシェタラゴナ攻略後にラピタを占領、海港の防衛を強化した。1860年、ラピタでカルリスタによるイサベル2世王政転覆を目的とした反乱が起きた。

人口

サン・カルラス・ダ・ラ・ラピタの人口推移 1900-2010
出典:INE(スペイン国立統計局)1900年 - 1991年[2]、1996年 - [3]

経済

サン・カルラス・ダ・ラ・ラピタ港は1954年に完成した。港湾施設として取引所、製氷工場、30mのボートが建造できる造船所がある。ムール貝とカキが多く水揚げされる。

19世紀半ば、ラピタにコメ栽培が導入され、第二次世界大戦中には収穫量が最高に達した。コメの他、オリーブやキャロブも多く栽培される。19世紀の間、サリーナス・デ・トリニダー地区では輸出用の塩田が開拓されていた。

出身者

脚注

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「サン・カルラス・デ・ラ・ラーピタ」の関連用語

サン・カルラス・デ・ラ・ラーピタのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



サン・カルラス・デ・ラ・ラーピタのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのサン・カルラス・デ・ラ・ラーピタ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS