デビッド・テイラー (プロレスラー)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > デビッド・テイラー (プロレスラー)の意味・解説 

デビッド・テイラー (プロレスラー)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/06 14:26 UTC 版)

デビッド・テイラー
プロフィール
リングネーム デイブ・テイラー
"スクワイア" デビッド・テイラー
"サー" デビッド・テイラー
デビッド "ロッキー" テイラー
本名 デビッド・テイラー
身長 190cm
体重 115kg(全盛時)
誕生日 (1957-05-01) 1957年5月1日(68歳)
出身地 イギリス
イングランド
ヨークシャー
テンプレートを表示

デビッド・テイラー"Squire" David Taylor1957年5月1日 - )は、イギリスヨークシャー出身のプロレスラー(生年は1955年ともされる[1])。

デイブ・テイラーDave Taylor)の名義でも知られる。1990年代よりアメリカに進出し、WCWWWEで英国貴族ギミックヒールとなって活動した[2]

来歴

オリンピック選手でもあった祖父ジョーとプロレスラーの父エリックの指導を受け、1974年スウェーデンでデビュー[1]

1977年1月には、ピート・ロバーツとの英国人コンビで新日本プロレスの『新春黄金シリーズ』に初来日している[3]。同シリーズはスタン・ハンセンが新日本マットに初参戦したことで知られているが(シリーズの外国人エースはタイガー・ジェット・シン)、テイラーはシリーズ開幕から1週間後に急性盲腸炎を患い、日本で摘出手術を受けて緊急帰国を余儀なくされた[4]。なお、昭和期の新日本プロレスには1985年3月の『ビッグ・ファイト・シリーズ第2弾』にも、ディック・マードックアドリアン・アドニスビリー・ジャックらと共に来日している[5]

イギリスではリヴァプールを拠点とするオールスター・プロモーションズを主戦場とし、ヘビー級のベビーフェイスとしてビッグ・ジョン・クイン初代ケンドー・ナガサキとも対戦[6][7]1991年4月6日にはデイブ・フィンレーからブリティッシュ・ヘビー級王座を奪取している[8]オットー・ワンツ主宰のCWAにも遠征しており、同年12月21日にクリス・ベノワ1993年7月18日にミレ・ツルノをパートナーに、同団体認定の世界タッグ王座を2度に渡って獲得した[9]

1995年にアメリカへ渡り、WCWにて同じく英国出身のロード・スティーブン・リーガルが結成していたタッグチーム・ユニット、ブルー・ブラッズThe Blue Bloods)に加入。スクワイアSquire)をニックネームに、リーガルのパートナーとなって嫌味な英国紳士のヒールを演じた[2]。以降、1990年代後半はWCWを主戦場に、クリス・アダムスや英国時代の宿敵フィンレーとも共闘。1996年10月にはWCWとの提携ルートで新日本プロレスに久々に来日、リーガルとのコンビで『SGタッグリーグ戦VI』に出場した[10]。WCWでは1997年11月23日にミシガンで行われたPPV "World War 3 1997" にもリーガルと組んで出場、スタイナー・ブラザーズリック&スコット・スタイナー)のWCW世界タッグ王座に挑戦している[11]

2001年のWCW崩壊後はWWFと契約し、当時WWFのファーム団体だったOVWのトレーナーを担当。レスラーとしてもWWFのダーク・マッチに度々出場した。2004年にはTNAにも登場したが、2006年よりWWEと再契約。ファーム団体DSWのトレーナーを経てスマックダウンの所属選手となり、WCW時代の盟友ウィリアム・リーガルとブルー・ブラッズのギミックを再現して、WWEタッグ王者ブライアン・ケンドリック&ポール・ロンドンと抗争[12]2007年4月からはケインとの抗争アングルも展開された[13]

リーガルのRAW移籍後はポール・バーチルドリュー・マッキンタイアと英国コンビを組んでいたが、2008年4月28日にWWEを解雇された。以降はイアン・ロッテン主宰のIWAミッドサウスチカラなどのインディー団体に単発出場したほか、イギリスに戻りオールスター・レスリングにも参戦している[14]2011年4月2日にはジョージア州アトランタで行われたROHのPPVイベントにてコルト・カバナと対戦した[15]

得意技

獲得タイトル

  • ブリティッシュ・ヘビー級王座:2回[8]
  • CWA世界タッグ王座:2回(w / クリス・ベノワミレ・ツルノ[9]
  • CWFミッドアトランティック・ヘビー級王座:1回
  • ヨーロピアン・ヘビー級王座:1回

脚注

  1. ^ a b 『新日本プロレス 来日外国人選手 PERFECTカタログ』P71(2002年、日本スポーツ出版社
  2. ^ a b Blue Bloods”. Online World of Wrestling. 2020年7月5日閲覧。
  3. ^ NJPW 1977 New Year Golden Series”. Puroresu.com. 2022年5月27日閲覧。
  4. ^ スタン・ハンセン著『魂のラリアット』P160(2000年、双葉社ISBN 4575291080
  5. ^ NJPW 1985 Big Fight Series II”. Puroresu.com. 2022年5月27日閲覧。
  6. ^ The matches Dave Taylor fought at United Kingdom in the year 1986”. Wrestlingdata.com. 2022年5月27日閲覧。
  7. ^ The matches Dave Taylor fought at United Kingdom in the year 1987”. Wrestlingdata.com. 2022年5月27日閲覧。
  8. ^ a b British Heavyweight Title History”. Wrestling-Titles.com. 2010年4月20日閲覧。
  9. ^ a b CWA World Tag Team Title History”. Wrestling-Titles.com. 2010年4月20日閲覧。
  10. ^ The NJPW matches fought by Dave Taylor in 1996”. Cagematch.ne. 2022年5月27日閲覧。
  11. ^ World War III”. The History of WWE. 2010年8月18日閲覧。
  12. ^ The WWE matches fought by Dave Taylor in 2006”. Wrestlingdata.com. 2022年5月27日閲覧。
  13. ^ The WWE matches fought by Dave Taylor in 2007”. Wrestlingdata.com. 2022年5月27日閲覧。
  14. ^ Dave Taylor: matches 2007-2019”. Cagematch.net. 2011年12月29日閲覧。
  15. ^ Event Database: ROH Honor Takes Center Stage - Tag 2”. Cagematch.net. 2011年12月29日閲覧。

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「デビッド・テイラー (プロレスラー)」の関連用語

デビッド・テイラー (プロレスラー)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



デビッド・テイラー (プロレスラー)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのデビッド・テイラー (プロレスラー) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS