デジフラッグ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 16:21 UTC 版)
鈴鹿サーキットに設置されたデジフラッグ(F1で使用されているものと同仕様) 冒頭でも触れたとおり、近年ではLEDを使用した電子レース旗が採用されるレースも見受けられる。電光掲示板と同じ原理で光源となるLEDを密集させてレース旗として掲示する。この形式のレース旗を初めて採用したのはF1で、2008年のF1世界選手権にて初開催となったシンガポールGPが最初となる。尚、デジフラッグはイタリアのバレリオ・マイオーリ社の登録商標である。デジフラッグが使用された理由はシンガポールGPがF1初のナイトレースとなる為に競技進行上レース旗掲示の問題が発生した為である。当初は安全性の問題も指摘されたが、MTBF5万時間、明度も3000ルクスを確保し夜間の連続使用でも十分な安全であると様々な危険を分析した上で安全を認めて使用した。その後、F1初のトワイライトレースとなった2009年アブダビGPでもデジフラッグが採用され、現在は全てのレースで使用されている。その後は昼間に開催されるいくつかのレースでもデジフラッグが採用されており、多くのレーシングカテゴリでデジフラッグの採用が進んでいる。日本においては、鈴鹿サーキット等が常設されている。
※この「デジフラッグ」の解説は、「レース旗」の解説の一部です。
「デジフラッグ」を含む「レース旗」の記事については、「レース旗」の概要を参照ください。
- デジフラッグのページへのリンク