テーセウスのミーノータウロス退治
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/19 21:48 UTC 版)
「ミーノース」の記事における「テーセウスのミーノータウロス退治」の解説
このころ、アンドロゲオースがパンアテーナイア祭に優勝したところ、アテーナイ人の妬みを買って殺されるという事件が起こり、ミーノースは兵を率いてメガラとアテーナイを攻めた。メガラはアテーナイ王アイゲウスの兄弟ニーソスが治めていたが、王女スキュラの裏切りでニーソスが殺されて落城し、アテーナイも飢饉と疫病に苦しめられてついに降伏した。アテーナイは賠償として、毎年クレータに少年少女を7人ずつ貢ぐことを約束させられた。少年少女はミーノータウロスへの生贄であった。3回目のとき、アテーナイの英雄テーセウスが自ら名乗り出て生贄になった。クレータに到着した生贄一行とテーセウスだが、ミーノースの娘、アリアドネーがテーセウスに恋をする。テーセウスを死なせたくなかったアリアドネーはミーノータウロスが閉じ込めてある、脱出不可能といわれるラビュリントスの製作者であるダイダロスに攻略法を聞きに行き、テーセウスに短剣と魔法の毛糸をもたせた。そしてラビュリントスの入り口にいるアリアドネーが魔法の毛糸の端を持ち、テーセウスにもう片端を持たせた。ミーノータウロスを隠し持っていた短剣で見事倒したテーセウスは魔法の毛糸をたぐりよせ、アリアドネーが待っているラビュリントスの入り口までたどりつくことができた。
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