ツンドラネネツ語と森林ネネツ語の違い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/19 08:33 UTC 版)
「ネネツ語」の記事における「ツンドラネネツ語と森林ネネツ語の違い」の解説
ツンドラネネツ語は、森林ネネツ語よりも初期のネネツ語の形が残っている。また、その音韻体系は東ハンティ方言の影響を受けているが、以下のような、変化も見られている。 ツンドラネネツ語:非唇音化 /wʲ/ → /j/ 頭文字の子音弱化 /k/ → /x/ 単純化 /ʔk/ → /k/ 森林ネネツ語:頭文字の /s/ → /x/ 中間の音の非鼻音化 /nʲ/ → /j/ R音の側面摩擦音への変化: /r/, /rʲ/ → /ɬ/, /ɬʲ/ 長子音の鼻音を短くする 長子音の音割れ /lː/ → /nɬ/ 母音変化(英語版)があるため、口蓋化した軟口蓋音が音素に分解される /kʲ/, /xʲ/, /ŋʲ/ 狭母音をもつ音節に先行する非狭母音の上昇 強勢がおかれない音節で、母音の区別が無くなる /a/ と /æ/ には、長短の大きな差異がある。
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