チャボガヤとは? わかりやすく解説

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矮鶏榧

読み方:チャボガヤ(chabogaya)

イチイ科常緑針葉低木

学名 Torreya nucifera var.radicans


チャボガヤ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/11/25 16:58 UTC 版)

チャボガヤ
福島県会津地方、2009年6月
保全状況評価[1]
LOWER RISK - Least Concern
(IUCN Red List Ver.2.3 (1994))
カヤ Torreya nucifera のカテゴリ)
分類
: 植物界 Plantae
: 裸子植物門 Gymnospermae
: マツ綱 Pinopsida
: マツ目 Pinales
: イチイ科 Taxaceae [2]
: カヤ属 Torreya
: カヤ T. nucifera
変種 : チャボガヤ var. radicans
学名
Torreya nucifera Sieb. et Zucc. var. radicans Nakai[3]
和名
チャボガヤ(矮鶏榧)

チャボガヤ(矮鶏榧、学名Torreya nucifera var. radicans)は、イチイ科カヤ属の常緑低木針葉樹

特徴

基本種、カヤ Torreya nucifera が、本州の日本海側の多雪地帯に適応した変種

積雪に適応した樹形で、幹の下部が地を這い、根際からが斜上し、高さは3mほどになる。枝は赤みを帯びる。の形は線形で長さ20-25mm、幅3mm、表面は濃緑色で光沢を持ち、裏面は緑色で気孔帯がある。先端は針状に尖り、触ると痛い。

花期は5月、雌雄異株雄花は黄色、雌花は緑色。種子は緑色の仮種皮に包まれ、翌年10月頃、紫褐色に熟す。

分布と生育環境

主として本州の山形県以西の日本海側に分布し、多雪地の林床に自生する。紀伊半島および四国の山地の一部にも分布する。

ユキツバキヒメモチヒメアオキエゾユズリハツルシキミなどの日本海要素の常緑地這植物とともに、ブナ林などの林床にみられる。イヌガヤ科イヌガヤ属のイヌガヤの日本海型要素の変種であるハイイヌガヤと混生することも珍しくない。

画像

葉の裏面 
雄花 
果実(仮種皮に包まれた種子) 

脚注

参考文献

  • 佐竹義輔他編『日本の野生植物 木本I』(1989) 平凡社
  • 福嶋司・岩瀬徹編著『図説 日本の植生』(2005) 朝倉書店



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