チャイロマルバネクワガタ Neolucanus insularis Miwa, 1929
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 09:06 UTC 版)
「マルバネクワガタ属」の記事における「チャイロマルバネクワガタ Neolucanus insularis Miwa, 1929」の解説
石垣島、西表島に生息。体色が明るい茶色、体長は♂で18.8mm - 36.6mm(飼育下では35.7mm、2008年)と小型、昼行性、よく飛翔する、幼虫の食物が樹木の赤色腐朽物(フレーク)ではない、といった点で日本の他のマルバネクワガタと大きく異なる。生活史が長らく不明であったが、幼虫が林床土壌を食べて育つ生態を昆虫写真家山口進が解明した。石垣市では自然環境保全条例の施行規則を改正して、2015年5月から種指定、地域指定の両面から採捕、殺傷を制限しており、本種は保全種に指定されて石垣市内での採捕、殺傷が禁止されるとともに、於茂登岳周辺は保護地区に指定されてすべての動植物の捕獲、殺傷を控えることが求められている。
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