チミンダイマーとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 学問 > 分子生物学用語 > チミンダイマーの意味・解説 

チミンダイマー

チミンシトシンは、紫外線吸収するピリミジン環の二重結合開裂して、DNA2重らせん上の隣の塩基同士共有結合形成することがある。特によく見られるのが隣り合うチミン同士結合する「チミンダイマー」である。

ダイマー形成される塩基付近立体構造大きく変わるため、酵素塩基正しく認識できなくなる。DNAの複製を行うDNAポリメラーゼは、ダイマーとなった塩基CC対合する塩基として、通常のG(グアニン)ではなく、A(アデニン)を繋いでしまうことがある。そのため、娘細胞には変異した遺伝子伝えられることになる。もし、このような変異Srcチロシンキナーゼp53ガン抑制遺伝子上で起きると、娘細胞ガン化してしまう。

チミンダイマー
チミンダイマー

修復機構

除去 - 1vas

修正 - 1tez

Reference

CC Attribution-Noncommercial-Share Alike 3.0 Unported
Bio Wikiの記事を複製・再配布した「分子生物学用語集」の内容は、特に明示されていない限り、次のライセンスに従います:
CC Attribution-Noncommercial-Share Alike 3.0 Unported



このページでは「分子生物学用語集」からチミンダイマーを検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書からチミンダイマーを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
 全ての辞書からチミンダイマーを検索

英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「チミンダイマー」の関連用語

チミンダイマーのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



チミンダイマーのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
Bio WikiBio Wiki
Bio Wikiの記事を複製・再配布した「分子生物学用語集」の内容は、特に明示されていない限り、次のライセンスに従います:
CC Attribution-Noncommercial-Share Alike 3.0 Unported

©2024 GRAS Group, Inc.RSS