チオチモリン、星へ行く Thiotimoline to the Stars (1973)
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「木星買います」の記事における「チオチモリン、星へ行く Thiotimoline to the Stars (1973)」の解説
宇宙軍兵学校の卒業式が執り行われた。ヴァーノン提督がチオチモリンについての講演を始めた。チオチモリンは、水が加えられる1秒前にはすでに水に溶けていること…、うんぬん。チオチモリンには吸時性があって、それで宇宙船の外壁を覆えば、時間軸を前進でも後退でもできること…、あれやこれや。チオチモリンで時間軸を前進するなら、2ケ月後に宇宙船が戻ったときは…、などなど。やがて提督が驚くべき話をした。「みんながいるのは講堂ではなく、宇宙船の中であり、私が講演を始めた瞬間に船は出発し、私が話をしているあいだに太陽系の外縁まで到達した。慣性効果を感じないからわからないはずだ。そして宇宙空間を飛んで土星軌道を経てネブラスカ州に帰ってきた」。外を確認した大尉は、インディアンの群れがいるという。宇宙船はネブラスカ州ではなくインドのカルカッタに帰ってきたのだった(インディアンはインド人の意味)。
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