ダンボール村の発生
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/20 18:27 UTC 版)
「新宿ダンボール村」の記事における「ダンボール村の発生」の解説
1991年のバブル経済崩壊により仕事が無くなった日雇い労働者が、1992年ごろから新宿駅より東京都庁舎に向かう地下通路にダンボールハウスを作り始めた。これらのダンボールハウスは1994年2月17日に東京都建設局に強制撤去されてフェンスで囲まれた。追い出された人々は残されたスペースにダンボールハウスを再建するものの、再び撤去されるということを繰り返していった。 1996年1月24日早朝、東京都は動く歩道を設置するため四号街路のダンボール村の強制排除に乗り出した。それに対して活動家は座り込みをして徹底的に抗議をしつつ、その時に現在は新宿駅西口地下広場イベントコーナーに当たる場所へダンボール村を移転し、そこにまでフェンスを立てられないようにするという行動を同時に行った。西口地下広場にまで警察官や警備員は来ずに移転に成功したものの、その時のリーダー格のメンバーは全員逮捕され、そのうち二人は威力業務妨害で起訴され9ヶ月間勾留された。また、同年2月10日の早朝、京王帝都電鉄(当時)も同様にダンボールハウスが作られていた京王新線新宿駅の通路(現在の京王モールアネックス)にバリケードを築き、段ボール村を強制排除した。
※この「ダンボール村の発生」の解説は、「新宿ダンボール村」の解説の一部です。
「ダンボール村の発生」を含む「新宿ダンボール村」の記事については、「新宿ダンボール村」の概要を参照ください。
- ダンボール村の発生のページへのリンク