ダンコナとヴォルテラの研究とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > ダンコナとヴォルテラの研究の意味・解説 

ダンコナとヴォルテラの研究

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/12 17:08 UTC 版)

ロトカ・ヴォルテラの方程式」の記事における「ダンコナとヴォルテラの研究」の解説

イタリア生態学者ウンベルト・ダンコナ(Umberto D'Ancona) は、漁業操業低下した第一次世界大戦中食用魚よりもサメなどの軟骨魚年間漁獲率が増加したことに疑問持った。これについてヴィト・ヴォルテラ相談持ち掛けヴォルテラがこの現象説明するためのモデル作成取り組んだことが、ヴォルテラロトカ・ヴォルテラの方程式発案したきっかけである。 ヴォルテラは、食用魚被食者軟骨魚捕食者としてモデルロトカ・ヴォルテラの方程式)を作成した上記説明したように、被食者平均個体数は d/c で、捕食者平均個体数は a/b である。漁業操業が行われており食用魚軟骨魚漁獲されているとすると、その効果食用魚自然増加率の a を小さくして、軟骨魚自然減少率の d を大きくするように働くと考えることができる。通常の操業量からある時期から操業量が低下したとする。これによって、通常の操業態と相対的にみると、 a が大きくなり、 d が小さくなったということになる。したがって操業低下により、被食者平均個体数減少し捕食者平均個体数増加するということになる。これがダンコナの疑問対すヴォルテラ説明である。

※この「ダンコナとヴォルテラの研究」の解説は、「ロトカ・ヴォルテラの方程式」の解説の一部です。
「ダンコナとヴォルテラの研究」を含む「ロトカ・ヴォルテラの方程式」の記事については、「ロトカ・ヴォルテラの方程式」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「ダンコナとヴォルテラの研究」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ダンコナとヴォルテラの研究」の関連用語

ダンコナとヴォルテラの研究のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ダンコナとヴォルテラの研究のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのロトカ・ヴォルテラの方程式 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS