ダブル・ホルン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 06:05 UTC 版)
ダブル・ホルン(Double Horn)は、1本の楽器で2種類の調性を切り替えられるようにしたものである。1897年にドイツエアフルトのフリッツ・クルスペ(Fritz Kruspe)によって発明され、現在主流の楽器として使用されている。切り替えの方式により次の2種類がある。 セミダブル セミダブル(Compensating double)式は、高い方の調性の楽器に、低い方の調性を演奏できるようにするための迂回管(これを補正管と呼ぶ)を追加することによって、2つの調性の音を演奏できるように改良したものである(補正ピッチ方式)。 フルダブル フルダブル(Full-double)式は、それぞれ独立した2つの調性をバルブで切り替えて使用する楽器である。セミダブル式の場合と違い、一方の調性を使用している時にはもう一方の管は迂回しない。セミダブル式よりも楽器の重量は増すが、低い方の調性の音色がよりシングルホルンに近いものになるという長所を持つ。 ダブルホルンでは親指のレバーで2種類の調性を切り替える。2種類の調性の取り合わせには様々なものがあり、F管とB♭管を組み合わせたF/B♭ダブルホルンが一般的であるが、B♭管とデスカント・ホルン(High-F管)を組み合わせたデスカント・ダブル・ホルンなども存在する。
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