ダオ
かつて、日本の家具やキャビネットなどで、ブラックウォルナットが流行になり、一時は、それだけが用いられるという時期がしばらく続きました。よくも、まあブラックウォルナットが何時までも続くものだと感心していました。ところが、その中に混って、熱帯材によくみられるような交錯木理をもつものがありました。注意してみていると、どうも何種類かの熱帯材を使っているように思えました。段々としらべていくと、その一つは、このダオであったのです。このダオは熱帯アジアからニューギニア地域にかけて分布しており、産地では名前までニューギニアウォルナットというようになっていることがあり、扱いはブラックウォルナットに準じていました。ダオはもちろんウルシ科であって、クルミ科のブラックウォルナットとは何の関係もありません。あるとすれば、ややブラックウォルナットに似たような縞があることだけです。 ■木材 ■用途 |
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