タウオパチーとされる他の疾患
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/25 09:03 UTC 版)
「タウオパチー」の記事における「タウオパチーとされる他の疾患」の解説
原発性年齢関連タウオパチー(英語版) (PART)/神経原線維変化型老年期認知症 - アルツハイマー病と似たNFTがみられるが、老人斑はみられない。 慢性外傷性脳症 (CTE) 進行性核上性麻痺 (PSP) 大脳皮質基底核変性症 (CBD) FTDP-17 リティコ-ボディグ病(英語版) 神経節膠腫(英語版)と神経節細胞腫 髄膜血管腫症(英語版) 脳炎後パーキンソニズム(英語版) 亜急性硬化性全脳炎 (SSPE) 鉛脳症、結節性硬化症、パントテン酸キナーゼ関連神経変性症(英語版)、神経セロイドリポフスチン症(英語版)など ピック病では、タウタンパク質は膨れた("ballooned"とも表現される)神経細胞内の封入体として蓄積している。 認知症の一種である嗜銀顆粒病では、脳組織の顕微鏡観察下で嗜銀性の顆粒やcoiled bodyと呼ばれる構造体が豊富にみられるという特徴を持ち、一部ではアルツハイマー病の一種であると考えられている。この疾患は、進行性核上性麻痺と大脳皮質基底核変性症など他のタウオパチー、そしてピック病とも共在している可能性がある。 タウオパチーはしばしばシヌクレイノパチー(英語版)と重複しており、それはおそらくシヌクレイン(英語版)とタウタンパク質との相互作用のためである。 非アルツハイマー型のタウオパチーは前頭側頭型認知症または前頭側頭葉変性症と関係しており、ピック・コンプレックス(Pick complex)と総称されることもある。
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