タイヤの摩耗
タイヤの接地面(トレッド面) が擦り減ること。一般的には路面との滑り摩擦で削り取られるアプレイシブ摩耗が代表的であるが、接地面が疲労劣化してはげ落ちる疲労摩耗、粘着してはげ落ちる凝着摩耗などもある。摩耗のうち、均等に摩耗しない状態をとくに偏摩耗という。摩耗の早さに影響する要因は、タイヤ本体の構造、形状、ゴム材質、使用環境としての路面状態、温度、接地荷重、ホイールアライメント、駆動形式、さらに運転者の操縦方法など広範囲にわたる。タイヤ本体の摩耗の要因は、ほかのタイヤ特性と密接に関係し、タイヤの使用目的に応じて摩耗性が設定される。タクシー用タイヤは、一般に経済性から耐摩耗性に配慮されている。
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