ソ連崩壊後のロシアとアメリカの関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/06 06:18 UTC 版)
「米ソデタント」の記事における「ソ連崩壊後のロシアとアメリカの関係」の解説
1991年12月にソビエト連邦は解体し、ロシアが旧ソ連の国際的権利を引き継いだもののその軍事力は低下し、またロシア国内の経済事情の悪化もあり、両国の間にかつてのような緊張関係は無くなった。 しかし2000年代後半に入ってアメリカが推進する東欧MD問題や、ロシアの掲げる「強いロシア」復活へ向けた資源外交などで、米ロ両国の緊張は増している。 追い討ちをかけるかのように、2008年の南オセチア紛争により米ロ関係は悪化し、再びかつての冷戦の様な状態に突入したとの見方がある(新冷戦)。 しかし2009年にアメリカで発足したオバマ政権は米ロ間で最大の懸案になっていた東欧ミサイル防衛構想の中止を決定し、両国の緊張関係は大きく緩和された。ただしこれも見方によっては冷戦時代のデタントと同じようなものであって、アメリカの政権が変わったり、あるいはロシアの行動次第で再び関係が緊張する可能性もある。
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