ソフト不正使用の指摘
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/21 09:05 UTC 版)
「将棋ソフト不正使用疑惑騒動」の記事における「ソフト不正使用の指摘」の解説
2016年夏以降、複数の棋士から三浦に対局中の離席が目立つという指摘があったほか、10月に入って橋本崇載八段が自身のTwitterにおいて名指しを避けつつも「将棋ソフトを使ったカンニング行為を行う棋士がいる」との発言をしたこともあった。 後の第三者委員会の調査によると、最初に三浦を疑ったのは久保利明で、久保は7月26日の竜王戦本戦決勝トーナメントの対局において、三浦が夕食休憩後という終盤、三浦の手番で31分間も継続して離席したと勘違いした上、多数の離席が見られたと思い、強い不信感を抱いた。 久保は7月29日、谷川浩司日本将棋連盟会長も出席した関西月例報告会で、三浦への疑惑を念頭に、ソフト指しを防ぐための電子機器の規制が必要と主張した。日本将棋連盟はこれを受け、8月4日の常務会で「対局時における電子機器の取り扱いについて」と題する通知書を全ての所属棋士・女流棋士に送付した。内容は「長時間の離席はマナー違反であり、電子機器等の不正使用を疑われかねない行為であるので控えるように」というものであった。 この通達後の竜王戦挑戦者決定三番勝負の丸山戦の第2局、3局においての対局では将棋連盟常務理事の青野照市、佐藤秀司、中川大輔、島朗、理事の杉浦伸洋が夕食休憩後の三浦の行動を監視したが、離席は多かったものの不審な行動は確認できなかった。
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