ソビエト連邦:レニングラード
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「ピーター・ウィット・カー」の記事における「ソビエト連邦:レニングラード」の解説
「LM-33」を参照 ソビエト連邦(現:ロシア)の大都市であるレニングラード(現:サンクトペテルブルク)市内の路面電車・レニングラード市電でも、1920年代以降の利用客の増加により従来の2軸車を主体とした運用では輸送力の不足が大きな課題となった。それを解決するため、1930年代初頭にレニングラードの技術者たちはアメリカを始めとした海外の路面電車の視察を実施し、その中でピーター・ウィット・カーを基にした大型ボギー車を開発する事が決定した。試作車はピーター・ウィット・カーと同様に扉が前方・中央の2箇所のみに存在したが、流動性を向上させるため量産車は後方にも扉を追加した3扉車に改められた。1933年から製造が行われ、当初はアメリカ(Америка)を由来とした形式名が付けられたが、冷戦の影響で戦後にLM-33(電動車)およびLP-33(付随車)への改名が実施された。1979年まで営業運転に用いられ、2020年現在もLM-33およLP-33が1両づつ動態保存されている。
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