ソナタ 第12番とは? わかりやすく解説

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ハイドン:ソナタ 第12番(ウィーン原典版番号) イ長調

英語表記/番号出版情報
ハイドン:ソナタ 第12番(ウィーン原典版番号イ長調Sonate für Klavier Nr.12 A-Dur Hob.XVI:12作曲年: -1767(1750-55?)年  出版年: 1790頃年  初版出版地/出版社Cooper 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 第1楽章 Mov.1 Andante4分30秒
2 第2楽章 Mov.2 Menuet3分00
3 第3楽章 Mov.3 Finale: Allegro molto 1分30秒

作品解説

2009年4月 執筆者: 岡田 安樹浩

真正性疑問視されている作品だが、1803年ハイドン自身自作認めている。初版ヴァイオリンとのデュエット出版された。

第1楽章イ長調 4分の2拍子 ソナタ形式
アンダンテ楽章ではあるが、古典的なソナタ形式作曲されている。
全体16分3連音符による音形が支配しており、前半部分複数主題対照性ではなく主調から属調へという転調プロセスによって成り立っている。
後半部分(第21小節-)では属調から主調へという転調プロセスによって構成され、第38小節から前半部分主調にて再現する

第2楽章イ長調 4分の3拍子 メヌエット
8分3連音符によって特徴づけられた主題によるメヌエット主部は、「主調属調属調主調」という調性構造
これに対し、同主短調イ短調ではじまるトリオ部分は、シンコペーションによって特徴づけられた主題によっており、「主調平行調平行調主調」という調性関係によって成り立っている。

第3楽章イ長調 8分の3拍子 (ソナタ形式
主調属調属調主調という調構造による2部形式という点ではソナタ形式呼びうるだろう。ただし、後半部分(第29小節-)における主調回復プロセスは、わずかに7小節である。
非常に簡潔な構成であり、わずか69小節反復するので実質138小節だが)である。しかし、主題奇数小節(4+3の7小節)で構成されていることや、その他諸楽想偶数小節数+奇数小節数という不規則な楽節構造をもっており、ハイドン特有の音楽構造見て取れる


ソナタ第12番



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