セミョーノフスキー島とは? わかりやすく解説

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セミョーノフスキー島

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/08 00:24 UTC 版)

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セミョーノフスキー島
現地名:остров Семёновский
セミョーノフスキー島
セミョーノフスキー島の位置
セミョーノフスキー島
セミョーノフスキー島の位置
セミョーノフスキー島
セミョーノフスキー島の位置
セミョーノフスキー島
セミョーノフスキー島の位置
地理
場所 ラプテフ海
座標 北緯74度15分10秒 東経133度55分30秒 / 北緯74.25278度 東経133.92500度 / 74.25278; 133.92500座標: 北緯74度15分10秒 東経133度55分30秒 / 北緯74.25278度 東経133.92500度 / 74.25278; 133.92500
行政
連邦管区 極東連邦管区
共和国 サハ共和国(ヤクート共和国)
追加情報
1960年代初頭に消滅

セミョーノフスキー島: остров Семёновский)は、ノヴォシビルスク諸島の一部であるリャーホフスキー諸島にかつて存在していたである。島はラプテフ海東部にある群島の南西部に位置していた。

島が消滅する以前は4平方キロメートルの面積を持ち、群島の中では最も小さな島の一つであった。消滅する直前の1945年の時点では、海岸沿いの海面から24メートルの高さを持っていた[1][2]

歴史

島は1770年ヤクーツクの商人であったイヴァン・リャーホフ英語版によって発見された。リャーホフは凍結した海氷を横断する巨大なトナカイの群れの跡を追うことによって島を発見した。この島とノヴォシビルスク諸島の別の島を発見した報酬として、ロシア皇帝エカチェリーナ2世はこれらの島々から象牙化石を収集する独占的権利をリャーホフに与えた[3]

島の発見以来、セミョーノフスキー島は1952年から1960年代初頭の間に姿を消すまでの期間に急速に縮小した。セミョーノフスキー島の面積は、1823年の時点で4.6平方キロメートル、1912年の時点で0.9平方キロメートル、1936年の時点で0.5平方キロメートル、1945年の時点で0.2平方キロメートルであった。1950年には単独のサーモカルストの土台を残すのみとなり、1952年までにはそれも海面上に砂州を残すまでに浸食された。1960年代初頭にセミョーノフスキー島を訪れたときには、既に島は消滅し、海面下平均10メートル、最小0.2メートルの深さに砂州を残すのみであった[1][2]

脚注

  1. ^ a b Grigorov, I.P., 1946, Disappearing islands. Priroda, pp. 58–65 (in Russian)
  2. ^ a b Gavrilov, A.V., N.N. Romanovskii, V.E. Romanovsky, H.-W. Hubberten, and V. E. Tumskoy (2003). Reconstruction of Ice Complex Remnants on the Eastern Siberian Arctic Shelf. Permafrost and Periglacial Processes. vol. 14, pp. 187–198.
  3. ^ Nordenskiold, A. E., 1885, The Voyage of the Vega Round Asia and Europe: With a Historical Review of Previous Journeys Along the North Coast of the Old World. Macmillan and co. London, 756 pp.



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