スーパーフォーミュラ/フォーミュラ・リージョナル&フォーミュラ2
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「ユーリ・ビップス」の記事における「スーパーフォーミュラ/フォーミュラ・リージョナル&フォーミュラ2」の解説
2019年10月、TEAM MUGENはパトリシオ・オワードに代わりビップスの起用を発表する。「スーパーフォーミュラ」のシーズン最終戦(鈴鹿サーキット)へ出場する形となった。予選は全体の19番手タイムで通過する。決勝ではピットストップ中に発生したエンジンストールの影響が尾を引いてしまい、最終的に18位と下位へ沈む結果となった。 2019年12月には、鈴鹿サーキットで開催される合同テスト・ルーキードライバーテストへ参加し、全体の3番手タイムをマークした。翌年1月、TEAM MUGENはビップスと野尻智紀を2020年シーズンの「スーパーフォーミュラ」へ参戦させることを発表した。しかし新型コロナウイルスの世界的流行によりシーズン開幕が延期となる。6月には8月末開催の改訂版スケジュールが発表されるが、新型コロナウイルス感染拡大による渡航制限の影響を受け来日ができなくなってしまう。この状況を受け、TEAM MUGENはビップスに代わり笹原右京の起用を決定した。 2020年6月、フィンランドのチームであるKIC・モータースポーツよりイモラで開催される「フォーミュラ・リージョナル・ヨーロピアン・チャンピオンシップ(英語版)(FREC)」のテスト走行へ参加した。ビップスのマネージャーであるマルコ・アスマーは、「スーパーフォーミュラを最優先としているものの日本への渡航が不可能となった場合、FRECはバックアップオプションとして考えている。」とコメントした。その後FRECへの参戦が決定し、迎えた開幕戦(ミサノ)はリタイアに終わる。第2戦(ポール・リカール・サーキット)で2回の連続表彰台を獲得し、「FIA フォーミュラ2選手権」へレース中に負傷したショーン・ゲラエル(DAMS)の代役として出走する。ゲラエルは縁石へ乗り上げた際の衝撃により、胸椎骨折という大怪我を負ってしまう。数週間のリハビリ・療養期間を要するため欠場となった。初戦となる第7戦(スパ・フランコルシャン)、続く第8戦(モンツァ・サーキット)では入賞へあと一歩届かないレースが続いた。第9戦(ムジェロ・サーキット)ではレース1を7位、レース2を3位と初ポイント・初表彰台を獲得した。F2参戦のためFREC第3戦(レッドブル・リンク)を欠場するが、第4戦(ムジェロ)にて復帰した。レース1では2位のチェッカーを受ける。 渡航制限緩和の影響を受けて、オートポリスで行われる「スーパーフォーミュラ」第4戦に向けて参戦との話が上がったものの実現はならなかった。
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