スンナ派の四大法学派
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/01/02 16:59 UTC 版)
各学派の有力な地域 シャーフィイー学派 ハナフィー学派 ハンバル学派 マーリク学派 ハナフィー学派 現在のイラクに居住していたアブー・ハニーファを始祖とする学派。活動時期はムハンマドの没後さほど時を置いてのものではない。多くの師について学んだとされ、先述のシーア派イマーム、ジャアファル・サーディクもその一人といわれる。また、教友の一人マーリク・イブン・アナスと会っており、弟子(タービイーン)となっている。 マーリク学派 マーリク・イブン・アナスを始祖とする学派。彼はアブー・ハニーファに遅れてマディーナで生まれた。アブー・ハニーファより若年ではあったが同時期に生き、相互の学識に深い敬意を払いあったことは有名である。実際に、のちにハナフィー派の基礎を固めるアブー・ハニーファの弟子の一人はまたマーリクからも学んだのであった。 シャーフィイー学派 シャーフィイーを始祖とする学派。彼もまたアブー・ハニーファやマーリクに学んでおり、師への敬意は文書に残っている。 ハンバル学派 アフマド・イブン・ハンバルを始祖とする学派。彼はシャーフィイーに学んだ。シャーフィイー派とハンバル派の間には多くの類似点がある。 ワッハーブ派はハンバル学派に属している。
※この「スンナ派の四大法学派」の解説は、「マズハブ」の解説の一部です。
「スンナ派の四大法学派」を含む「マズハブ」の記事については、「マズハブ」の概要を参照ください。
- スンナ派の四大法学派のページへのリンク