スマッジング smudging
スマッジング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/29 23:08 UTC 版)
ヤマヨモギやスウィートグラスはブラックフットのほかグレートプレーンズで生活する部族にとって神聖な植物だと考えられ、儀式に用いられてきた。これらの植物を焚いてその煙を吸ったり、身体に浴びたりした。この儀式はスマッジング(Smudging)として広く知られている。ヤマヨモギは怒りなどの悪い感情を取り除くと言われている。スウィートグラスは良いエネルギーをもたらすと言われている。どちらの植物も浄化する目的で使用される。草を燃やした天然の香りや爽やかさは魂を引き付けると言われる。儀式の前の準備としてスウィートグラスの茎は互いに編まれ、乾燥させられる。 スウィートグラスはクマコケモモやレッドウィローと一緒に、煙草に混ぜられた。パイプから立ち昇る煙は天上に在る創造主のもとへ運んでくれると言われる。呪術師はスウィートグラスなどの重要な植物を、華麗に飾られた大きな箱に入れて保存した。
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