スペイン人以前
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/14 17:51 UTC 版)
スペイン人の征服以前、ソカロはアステカの首都テノチティトランの中心部にある空き地だった。東には「新しい家」すなわちモクテスマ2世の宮殿(今の国立宮殿の場所)、西には「古い家」すなわちアシャヤカトルの宮殿があって、そこはモクテスマ2世の先代の皇帝で叔父にあたるアウィツォトルの住居でもあった。テノチティトランの中心はソカロの北から北東にあたる聖域であり、そこはまた世界の中心と考えられていた。 今のソカロは、テノチティトランから出る南北の道(テペヤック=イスタパラパ)と東西の道(西はトラコパンに通じる)との交差点の南から南西にあたる。エルナン・コルテスによると、この道は一騎打ちの槍3本分の幅があった。この道によってテノチティトランは4つの地区に分かれていた。テンプロ・マヨールを含む聖域は交差点の北東にあり、一般人の通る空き地とは塀によって区切られていた。
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