スタート時の“奇行”
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 02:39 UTC 版)
依田はスタートする前に独特の"儀式"(ルーティーン)を必ず行うことで知られていた。サロメチールを全身に塗りたくる、唾を手に吐き、これも全身に塗りたくる、後転倒立を行う、など、ともすれば奇行とも思えるような行動であるが、依田はこれらの行動により集中力を高めていたのである。 小林秀雄は『オリンピックのテレビ』というエッセイでスタート数十分前から延々と映し出されたこの動きに小林の独特の観察批評を加えている。 市川崑が監督した東京オリンピックの記録映画でも、80mハードル決勝の場面で依田のこの仕草の一部を見ることができる。 このほか、全国高校陸上大会に初めて出場した際、スタート前に生卵10個を飲みその後も「験担ぎ」といってレース時には実行していた。
※この「スタート時の“奇行”」の解説は、「依田郁子」の解説の一部です。
「スタート時の“奇行”」を含む「依田郁子」の記事については、「依田郁子」の概要を参照ください。
- スタート時の“奇行”のページへのリンク