スタンド・オフ電子戦型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 02:41 UTC 版)
「C-2 (航空機・日本)」の記事における「スタンド・オフ電子戦型」の解説
スタンド・オフ・レンジ(妨害対象の脅威の対処可能圏外)から電波妨害を行う機体である。C-2をベース機として開発される。2020年度に開発事業が開始され、防衛省では4機の取得を目指している。 事業として達成すべき目標としては「ア データリンク妨害技術の確立」「イ マルチ電子戦プラットフォーム技術の確立」「ウ 開発コストの低減」が挙げられている。先行する技術研究・関連事業としては「戦術データリンク妨害用送受信技術の研究」、戦闘機搭載型電子妨害装置、J/ALQ-5(ECM装置)、次期機上電波測定装置があり、これらの成果を活用する。 電子戦機は一般に極めて秘匿度の高い装備品であり、自衛隊の要求を満たす先端的な海外同等装備品の導入は極めて困難とされる。同時に電磁波領域は戦略・戦術面で重要視されていることもあり、本機の開発が決定された。 事業は2段階に分かれ、2020-2026年の第1段階と2023-2032年の第2段階が予定されている。 第1段階は先述のC-2ベースのものだが、第2段階に関しては2022年2月現在、ベース機の機種含め詳細不明である。
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