スギ花粉ペプチド含有米
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/08 02:22 UTC 版)
「スギ花粉米」の記事における「スギ花粉ペプチド含有米」の解説
Cry j1とCry j2のアミノ酸配列中の主要な7箇所のヒトT細胞エピトープを連結させて作られた「7Crp」ペプチドを発現させたイネ。7CrpはCry j1やCry j2と同等のT細胞反応性を示すが、Cry j1やCry j2に特異的なIgE抗体に全く結合しないことがわかっている。7Crpを種子胚乳細胞中のタンパク質顆粒へ蓄積させるため、小胞体移行シグナルおよび小胞体渓流シグナル(KDEL配列)が付加されている。遺伝子を導入した品種はキタアケおよびコシヒカリである。ウェスタンブロット法による測定では7Crpの蓄積量は玄米1gあたりキタアケ由来のものは2.5mg、コシヒカリ由来のものは0.4mg程度である。
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