スウェーデンの例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/24 05:33 UTC 版)
スウェーデン王国においては、1843年にイギリスとロシア帝国に対して中立政策を表明したことがその源流となった。スウェーデンでは、これを中立外交と言うが、以後、およそ180年に渡って中立主義を維持してきた(ただし、19世紀半ばは瀬戸際外交、第二次世界大戦期には、中立義務違反を犯している)。これを「戦時の中立のための非同盟」または「中立国スウェーデン」と言う。 中立国スウェーデン(Neutrala Sverige)は、スウェーデン側でも用いられてきた経緯があり、中立主義は、スウェーデンの伝統とも言うべき外交政策であった。また、20世紀中には、中立政策に加え、武装中立政策を推進していた。冷戦終結後のスウェーデンは、事実上、武装中立政策を放棄しており、中立外交も大きく変質している。完全に中立主義を放棄したわけではないが、公に中立政策の語を使用しないことをスウェーデン政府は決議した。
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