ジャスミン王子とアーモンド姫の優しい物語とは? わかりやすく解説

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ジャスミン王子とアーモンド姫の優しい物語(第998夜 - 第1001夜)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 10:08 UTC 版)

千夜一夜物語のあらすじ」の記事における「ジャスミン王子とアーモンド姫の優しい物語(第998夜 - 第1001夜)」の解説

ある老齢の王に七人の子がおり、七番目のジャスミン王子なかでも最も美しかった。あるとき愛の使者だという修道僧ジャスミンのもとにやってきて、となりの国の美しアーモンド姫が、なにかに焦がれて悲しみ暮れているという話をして立ち去る。それを聞きアーモンド姫への恋がめばえたジャスミンは、やもたてもたまらずそのまま出奔してしまった。 一方アーモンド姫の悲しみとは、夢に見た美し若者への恋によるものであった侍女たち気鬱に悩む姫に気晴らしさせようと外に連れ出すが、そのうち一人が、数日前からジャスミンという美し笛吹き若者城下来ているという話をする。侍女の話によれば、その姿は夢に見た若者とそっくりである。また、遠いところからこの地までやってきた理由とは愛に他ならないだろうと諭すと、姫は悲しみなどふっとばし恋文書きはじめた。 なんどか文を交わしたのち、相手お互い求めている人物だと知ったジャスミンアーモンドは、たちまち恋仲になったアーモンドは父王に頼みジャスミン家畜監視係に採用させ、密会を楽しむようになる。 だがやがて、このことが父王に知れることになる。王は怒りジャスミン成敗するよう姫の兄弟たち命ずる。ちょうどそのときジャスミンは国の者ども恐れる豚鹿の住むにいた。家畜狙って襲ってきた豚鹿を、笛を取り出してその音であやつり誘導して中に捕らえたジャスミンは、その功績によって罪を問われることをまぬがれた。 なおも兄弟はふたりの恋を妨害しようと、アーモンドを彼女の従兄弟結婚させることにする。婚礼の席に潜んでいたジャスミンが姫に目くばせすると、アーモンドは隙をみてぬけだし、手に手をとって駆け落ちしてしまった。 以後、ふたりの姿を見たものはいなかった。

※この「ジャスミン王子とアーモンド姫の優しい物語(第998夜 - 第1001夜)」の解説は、「千夜一夜物語のあらすじ」の解説の一部です。
「ジャスミン王子とアーモンド姫の優しい物語(第998夜 - 第1001夜)」を含む「千夜一夜物語のあらすじ」の記事については、「千夜一夜物語のあらすじ」の概要を参照ください。

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