ジェイムス・ブレイク (ミュージシャン)とは? わかりやすく解説

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ジェイムス・ブレイク (ミュージシャン)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/10 01:29 UTC 版)

ジェイムズ・ブレイク
James Blake
ジェイムズ・ブレイク(2013年)
基本情報
出生名 James Blake Litherland
別名 ハーモニミクス (Harmonimix)
One-Take Blake
生誕 (1988-10-26) 1988年10月26日(36歳)
出身地 イングランド ロンドン
インフィールド・ロンドン特別区
ジャンル ポスト・ダブステップ
ソウルミュージック
ダブステップ
IDM
職業 ミュージシャンシンガーソングライターマルチ奏者音楽プロデューサー
担当楽器 ボーカル
ピアノ
パソコン
シンセサイザー
ドラムマシン
ミュージックシーケンサー
サンプラー
活動期間 2009年 -
レーベル R&Sレコーズ
ATLAS
ポリドール・レコード
A&Mレコード
リパブリック・レコード
共同作業者 ブライアン・イーノボン・イヴェール、マウント・キンビー、ワンオートリックス・ポイント・ネヴァーRZAトラビス・スコット
公式サイト jamesblakemusic.com

ジェイムズ・ブレイクJames Blake1988年9月26日 - )は、イギリスロンドンインフィールド・ロンドン特別区出身のシンガーソングライター音楽プロデューサーである。

2011年、自身の名を冠したデビュー・アルバム『ジェイムズ・ブレイク』をリリース。この年のイギリス・マーキュリー賞にノミネートした[1]。2013年リリースの2作目となるアルバム『オーヴァーグロウン』はマーキュリー賞で大賞に輝いた[2]第56回グラミー賞においては、最優秀新人賞にノミネートしている[3]ハーモニミクス (Harmonimix)名義で他アーティストのリミックス楽曲のリリースも行っている。

コロシアムへの参加や、ジョン・ウェットンとのモーグル・スラッシュにおける活動で知られるジェイムス・リザーランドを父に持つ。1stアルバムに収録された「Wilhelm Scream」は父の曲のカヴァーである[4]

来歴

2011年

2009年6月、自身の寝室でレコーディングされたシングル「Air & Lack Thereof」をリリースし、音楽家としてのキャリアをスタートさせた。

2010年、名門R&SレコーズよりEP『CMYK』をリリース。タイトルトラックの『CMYK』がラジオを中心に話題となった。 同年11月、ファイストのカバーである「Limit to Your Love」をリリースし、全英シングルチャートで最高47位を記録した。 年末には、BBCによる、批評家や音楽関係者の投票で有望な新人アーティストを選出する恒例企画「Sound of 2011」にノミネートし、2位に選ばれた。 また、この年の作品群には批評家筋からも好意的な評価が寄せられ、ピッチフォーク・メディアからは『The Bells Sketch』『CMYK』『Klavierwerke』の3作のEPが、この年の年間ベスト・アルバム・ランキングで8位に[5]、楽曲「I Only Know (What I Know Now)」もベスト・トラックで8位に[6]それぞれ選ばれた。

2011年2月7日、満を持してデビュー・アルバム『ジェイムズ・ブレイク』をリリース。本作は批評家筋から高く評価され、ピッチフォーク・メディアは、この年の年間ベスト・アルバムランキングで12位に[7]Amazon.comは4位に[8]、Mojo誌は17位に[9]それぞれ選んだ。 同年8月、ボン・イヴェールとのコラボレーション楽曲「Fall Creek Boys Choir」も収録されたEP『Enough Thunder』を、12月にもEP『Love What Happened Here』をリリースした。

2013年4月8日には2作目となるアルバム『オーヴァーグロウン』をリリース。ブライアン・イーノRZAも参加し、これまでの音楽性をさらに拡充する意欲作となった。ガーディアン紙は、本作をこの年の年間ベスト・アルバム・ランキングで5位に[10]、Clash誌は2位に[11]それぞれ選んだ。

2016年4月、ビヨンセのアルバム『レモネード』収録の楽曲「Forward」にゲスト・ボーカルとして参加。2016年5月6日、自身3作目となるアルバム『ザ・カラー・イン・エニシング』をリリース。

ディスコグラフィ

アルバム

  • 『ジェイムズ・ブレイク』 - James Blake (2011年)
  • 『オーヴァーグロウン』 - Overgrown (2013年)
  • 『ザ・カラー・イン・エニシング』 - The Colour in Anything (2016年)
  • 『アシューム・フォーム』 - Assume Form (2019年)
  • 『フレンズ・ザット・ブレイク・ユア・ハート』 - Friends That Break Your Heart (2021年)]
  • Playing Robots into Heaven (2023年)

EP

  • The Bells Sketch (2010年)
  • CMYK (2010年)
  • Klavierwerke (2010年)
  • Enough Thunder (2011年)
  • Love What Happened Here (2011年)
  • 200 Press (2014年)

シングル

  • "Air & Lack Thereof" (2009年)
  • "Limit to Your Love" (2010年)
  • "The Wilhelm Scream" (2011年)
  • "Lindisfarne / Unluck" (2011年)
  • "Order / Pan" (2011年)
  • "Fall Creek Boys Choir" (2011年) ※with ボン・イヴェール
  • "A Case of You" (2011年)
  • "Retrograde" (2013年)
  • "Overgrown" (2013年)
  • "Life Round Here" (2013年)
  • "Modern Soul" (2016年)
  • "Timeless" (2016年)
  • "Radio Silence" (2016年)
  • "My Willing Heart" (2016年)
  • "I Need a Forest Fire" (2016年) ※with ボン・イヴェール

脚注

  1. ^ James Blake: James Blake - 2011 Shortlist - Barclaycard Mercury Prize”. 2014年1月16日閲覧。
  2. ^ James Blake Wins the 2013 Mercury Prize”. 2014年1月16日閲覧。
  3. ^ Daft Punk, Kendrick Lamar Nominated for Grammy for Album of the Year, James Blake and Kendrick Lamar Nominated for Best New Artist”. 2014年1月16日閲覧。
  4. ^ James Blake "Wilhelm Scream"は実の父による曲のカヴァー?!”. musicreview.jp (2011年2月14日). 2014年6月26日閲覧。
  5. ^ Staff Lists: Top 50 Albums of 2010”. Pitchfork (2010年12月16日). 2014年1月16日閲覧。
  6. ^ Staff Lists: Top 100 Tracks of 2010”. Pitchfork (2010年12月13日). 2014年1月16日閲覧。
  7. ^ Staff Lists: The Top 50 Albums of 2011”. 2014年1月16日閲覧。
  8. ^ Amazon.com: the 100 Best Albums of 2011”. 2014年1月16日閲覧。
  9. ^ MOJO's Top 50 Albums Of 2011”. Stereogum (2011年12月2日). 2014年1月16日閲覧。
  10. ^ The best albums of 2013: No 5 – Overgrown by James Blake”. 2014年1月16日閲覧。
  11. ^ Clash's Top Albums Of 2013: 10-1”. 2014年1月16日閲覧。

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