シンフォニア・ノビリッシマとは? わかりやすく解説

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シンフォニア・ノビリッシマ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/10/26 09:25 UTC 版)

シンフォニア・ノビリッシマイタリア語: Sinfonia Nobilissima)は、ロバート・ジェイガーの作曲した吹奏楽曲。邦題は「吹奏楽のための高貴なる楽章」。

概要

1962年から1963年にかけて作曲され、1963年2月に結婚した妻ジョン・ルシル(John Lucille)に捧げられた。ロマンティックな旋律の魅力と巧みな構成、楽器法によって、ジェイガーの代表作の一つとされる。日本でも人気は高く、全日本吹奏楽コンクールにおいても2013年9月現在、13回取り上げられている。

楽器編成

編成表
木管 金管
Fl. 2, Picc. Crnt. 3, Tp. 2 Cb. ●(任意)
Ob. 2 Hr. 4 Timp.
Fg. 1 Tbn. 3 大太鼓シンバル(クラッシュ、サスペンデッド)、小太鼓
Cl. 3, E♭, Alto, Bass Eup. 1
Sax. Alt. 2 Ten. 1 Bar. 1 Tub.

楽曲

演奏時間は約6分半。急‐緩‐急の複合三部形式で書かれている。

アンダンテ・フィエラメンテ(fieramente、熱烈に)、ハ長調、4/4拍子の堂々とした序奏で始まる。ここで主題が予示され、アレグロ・コン・ブリオで主部に入る。ホルンの伴奏に乗ってクラリネットに主題が歌われ、華やかなトゥッティソロを対比させた多彩な展開が続く。

中間部はアンダンテにテンポを落とし、ヘ長調でクラリネットに美しい旋律が歌われる。オーボエの抒情的な独奏を挟んで、トゥッティで主題が再現される。テンポを戻すと、主部が短縮、展開された形で再現され、力強いコーダで終わる。

参考文献

  • 秋山紀夫『吹奏楽曲プログラム・ノート 秋山紀夫が選んだ689曲』エイト社、2003年
  • 富樫鉄火、石本和富、播堂力也『一音入魂! 全日本吹奏楽コンクール名曲・名演50』河出書房新社、2007年



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