シロチョウ科の幼虫
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 07:03 UTC 版)
もっとも身近でよく知られたチョウの一つであるモンシロチョウの幼虫は、アブラナ科の葉を食べる害虫である。特に野菜の代表とも言えるキャベツをよく食べるため、見かけることが多い。またこれが小学校理科の教科書等でよく取り上げられるので、もっとも代表的なアオムシである。 孵化したばかりの幼虫は淡い黄色である。緑色の葉を食べることで緑色のアオムシになるが、アオムシの体色の緑はクロロフィルに由来するものではなく、赤橙色系のカロテノイド、青緑色系のピリン、黄褐色系のオモクローム、黒色系のメラニンといった色素由来によるものであることが分析の結果判明している。幼虫は、細長く、体表は滑らかである。体長は蛹になる直前で約4cm。 なお、他のシロチョウ科のものはモンシロチョウほどには見る機会が多くないが、やはりよく似たアオムシである。
※この「シロチョウ科の幼虫」の解説は、「アオムシ」の解説の一部です。
「シロチョウ科の幼虫」を含む「アオムシ」の記事については、「アオムシ」の概要を参照ください。
- シロチョウ科の幼虫のページへのリンク