シリンダー配置
ピストン式機関では、1シリンダー当たりの排気量には燃焼、熱負荷、および回転数と関係して機械的応力や振動などの面から限度があり、総排気量を増すにはシリンダー数の増加が必要になる場合がある。そのときシリンダー配置により、エンジンの寸法や重量が影響される。また各シリンダーの作動サイクルの位相を適当に選ぶことによりトルク変動を少なくでき、各シリンダーの構成位置とピストン運動の位相差を適切にすることにより、往復質量や慣性質量の慣性力を平衡し不平衡慣性力も少なくできる。シリンダー配置には直列型、H型、V型、W型、水平対向型、星型、各種倒立型などの実施例があり、自動車用では直列型、V型、水平対向型が多く、W型もある。
参照 水平対向エンジン、直列エンジン、V型エンジン、W型エンジンWeblioに収録されているすべての辞書からシリンダー配置を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。

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