シュホワ問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 18:48 UTC 版)
増加する電力需要に応えるために新たな電力源を開発する方針によりグレートホエールプロジェクト中止後に策定した北ケベックでの新たな水力発電計画を一時凍結(英語版)した。2001年9月、イドロ・ケベックはモントリオール南西部のボーアルノアにセントレール・デュ・シュホワ発電所という新規のコンバインドサイクルガスタービン発電所を建設することを発表、電力需要が差し迫っていて貯水池の水循環が不足していることによる影響を抑えるために電力供給源を追加しなければいけない上、発電所の費用対効果や2年の間で建設することを強調した。 しかし、この発表はカナダが京都議定書を批准したことにより仇となった。二酸化炭素を年推定2.25メガトン排出していることで、シュホワ発電所が実際に稼働するとCO2排出量がこの地域で3%増加すると予想された。この計画は反発を招き、2004年1月に行われたケベック州住民の住民投票で反対が65%を占めた。結局2004年11月にジャン・チャレスト(Jean Charest)首相は計画中止を発表した。
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