シマキツネベラとは? わかりやすく解説

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シマキツネベラ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/22 04:39 UTC 版)

シマキツネベラ
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: スズキ目 Perciformes
: ベラLabridae
: タキベラ属 Bodianus
: シマキツネベラ B. masudai
学名
Bodianus masudai
Araga & Yoshino, 1975

シマキツネベラB. masudai)はタキベラ属に属する海水魚の一種である。

分布

日本国内では、静岡県伊東市富戸、八丈島[1]和歌山県西牟婁郡白浜町奄美大島[2][1]伊豆半島[2]で見られる。日本国外では、台湾[2]ニューカレドニアノーフォーク島[1]で分布する。

形態

全長は10センチメートル程度[2]成魚は同じタキベラ属の「Bodianus neopercularis」に似るが、体側の黄色いラインが尾鰭付け根で止まっていることから識別できる。若魚タヌキベラに似るが、尾鰭が透明でないことから識別できる。幼魚ソメワケベラに似るが、幼魚は体側の黄色いラインが尾鰭付け根でとまっていることから識別できる[1]

生態

水深40メートル以深の潮通しのよい岩礁斜面で見られる[3]。稀種。幼魚は他の魚をクリーニングし、外見もソメワケベラに似る。だが、ソメワケベラのように上下にはねるような泳ぎ方はせず、横に滑るように泳ぐ[1]

名称

本種の学名種小名masudaiは、日本産魚類の分類や分布の研究を飛躍的に発展させた益田一氏からとっている[1][2]

脚注

  1. ^ a b c d e f 加藤昌一『ネイチャーウオッチングガイドブック ベラ&ブダイ 日本で見られる192種+幼魚、成魚、雌雄、婚姻色のバリエーション』誠文堂新光社、2016年、18頁 ISBN 978-4-416-51647-8
  2. ^ a b c d e 小林安雅『日本の海水魚と海岸動物図鑑 1719種』小学館、2014年、115頁  ISBN 978-4-416-61432-7
  3. ^ Bodianus masudai”. www.fishbase.se. 2023年7月10日閲覧。

関連項目




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