サブタイトル:水底の子供(全2巻/コランタン号の航海シリーズ全8巻のうちの1・2)
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ルパートの最初の任務は、フランス革命後フィニステール地方に潜伏したカンベール伯アンリを保護し、イギリスまで送り届けることだった。その一方で、この艦は不思議なことが次々に起きた。着任後早々、メス猿のホレイシアがマストから降りてきたり、そのホレイシアの飼い主である軍医ブランケットから呪術を元にした治療を受けたり、また、オレイリー航海長(英語版)にだけ「見える」ミスタ・ジョーンズに紹介されたりした。しかもコランタンのメリーウェザー艦長は、若いころ乗り組んでいたドルイド号で若い女を助けたが、その彼女はイス王国の王女ダユーであるという、奇妙な体験をしていた。やがて敵地フランスに着いたコランタンだが、マードックと海兵隊中尉のウィタードを待ち構えていたのはカンベール伯ではなく、カンベール伯のふりをしたナポレオンの腹心ベシャール大佐だった。ベシャールの罠にはまり、一度は難を逃れるものの、艦に戻る途中にルパートは海の中に落ち、水底で不思議な町にたどり着き、ダユーと共に暮らしているというアンリという少年に出会う。水兵のくれた呪い紐によってルパートは艦に戻り、1隻だけ風と波に翻弄されるコランタンも、ダユーを退治することで危機を逃れ、救い出されたアンリは、艦上でみるみるうちに少年から大人の男へと変わって行った。このアンリが、本物のカンベール伯爵だったのである。その後も不思議なことが起こるコランタンだが、無事イギリスに帰着する[2]。
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