サバクナメラとは? わかりやすく解説

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サバクナメラ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/16 14:38 UTC 版)

サバクナメラ
サバクナメラ Bogertophis subocularis
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
: 有鱗目 Squamata
亜目 : ヘビ亜目 Serpentes
: ナミヘビ科 Colubridae
: サバクナメラ属 Bogertophis
: サバクナメラ B. subocularis
学名
Bogertophis subocularis
(Brown, 1901)
和名
サバクナメラ
英名
Trans-Pecos rat snake

サバクナメラ学名Bogertophis subocularis)は、ナミヘビ科サバクナメラ属(ナメラ属に分類する説もあり)に分類されるヘビ。別名トランスペコスラットスネーク

分布

アメリカ合衆国テキサス州ニューメキシコ州)、メキシコチワワ州

形態

最大全長170cm。体形は幼体では細いものの、成長に伴い太くなる。体色は背面は黄色や黄褐色で、アルファベットの「H」字状の斑紋が入る。H字の斑紋が繋がることもあり、頸部では斑紋は黒い2本の縦縞になることが多い。また尾に近づくにつれH字の間隔は狭くなる。腹板は白い。一部個体群は体色が薄く、背面の斑紋も消失し網目状になる(ブロンド)。

眼は大型で突出し、瞳孔は丸い。これにより夜間に、視覚を頼りに獲物を探すことに適している。

生態

砂漠に生息する。夜行性で、昼間は岩の隙間や他の動物が掘った巣穴等で休み暑さをしのぐ。

食性は動物食で、鳥類、小型哺乳類等を食べる。幼体はトカゲを食べる。

繁殖形態は卵生で、1回に3-7個、最大12個の卵を産む。

人間との関係

ペットとして飼育されることもあり、日本にも輸入されている。流通量は多くはないが、主に欧米からの飼育下繁殖個体が流通する。局所的な熱源を設けて飼育した方がよいとされ、そのためケージ全体が熱くならないように温度差をつけるため大型のケージで飼育した方がよいとされる。また乾燥した地域に生息するためケージ内は蒸らさない様にし、水入れも小型で倒れない様な物を設置する。

参考文献

  • クリス・マティソン 『ヘビ大図鑑』、緑書房、2000年、76-77、154頁。
  • 『爬虫類・両生類800図鑑 第3版』、ピーシーズ、2002年、124頁。
  • 山田和久 『爬虫・両生類ビジュアルガイド ヘビ』、誠文堂新光社、2005年、40頁。

関連項目

  • サバクナメラ属

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