サバクトゲオアガマとは? わかりやすく解説

サバクトゲオアガマ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/01/23 13:09 UTC 版)

サバクトゲオアガマ
サバクトゲオアガマ Uromastyx acanthinura
保全状況評価
 
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
: 有鱗目 Squamata
亜目 : トカゲ亜目 Sauria
下目 : イグアナ下目 Iguania
: アガマ科 Agamidae
亜科 : トゲオアガマ亜科 Leiolepinae
: トゲオアガマ属 Uromastyx
: サバクトゲオアガマ
U. acanthinura
学名
Uromastyx acanthinura
Bell1825
和名
サバクトゲオアガマ

サバクトゲオアガマUromastyx acanthinura)は、爬虫綱有鱗目トカゲ亜目アガマ科トゲオアガマ属に分類されるトカゲ。

分布

  • U. a. acanthinura

アルジェリアチュニジアリビア

  • U. a. nigriventris モロッコトゲオアガマ

モーリタニアモロッコ西サハラ

形態

全長30-40 cm。幼体の体色は黒褐色。

  • U. a. nigriventris モロッコトゲオアガマ

環境によって成体の体色が鮮やかな赤、オレンジ、黄色、緑色になる。体色はオスの方が鮮やかになるとされる。

亜種

以前はサハラトゲオアガマやマリトゲオアガマ(現在はディスパートゲオアガマの亜種とされる。)が本種の亜種とされていた等、分類は混沌としている。

  • Uromastyx acanthinura acanthinura Bell1825  Algerian spiny-tailed lizard
  • Uromastyx acanthinura nigriventris Rothschild & Hartert1912 モロッコトゲオアガマ Moroccan spiny-tailed lizard

生態

砂漠や荒野等の環境に生息する。地上棲で深い横穴を掘り、日中に熱さが厳しくなると穴の中へ逃げ込む。昼行性で夜間は穴の中で休み寒さをしのぐ。

食性は植物食で植物の果実種子等を食べる。幼体は昆虫類を食べるが、成長に伴いほぼ完全な植物食になる。

繁殖形態は卵生。

人間との関係

生息地では食用とされている。食用やペット用の乱獲により生息数は減少している。

ペット用として飼育されることもあり、日本にも輸入されている。流通量は少なく主に亜種モロッコトゲオアガマの繁殖個体が流通する。以前流通していた野生個体は体内寄生虫により衰弱して命を落とすことが多かったが、近年は流通する個体がほぼ繁殖個体のため属内でも飼育難易度は難しくはないとされる。派手な体色から人気があるが、実際に派手な発色するかは個体や環境にもよる。

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