ササノコバンとは? わかりやすく解説

ササノコバン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/16 14:35 UTC 版)

ササノコバン
欧字表記 Sasano Koban[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 鹿毛[1]
生誕 1990年4月29日[1]
抹消日 1997年3月24日
スズカコバン[1]
アミーカマラード[1]
母の父 タニノチカラ[1]
生国 日本(北海道門別町)[1]
生産者 小西章[1]
馬主 藤原昇[1]
調教師 西本博(北海道
堂山芳則(北海道)
[1]
競走成績
生涯成績 33戦14勝[1]
獲得賞金 1億5113万8000円[1]
勝ち鞍 王冠賞(1993年)
北海優駿(1993年)
ステイヤーズカップ(1994年)
道営記念(1994年・1995年)
瑞穂賞(1995年・1996年)
旭岳賞(1995年)
[1]
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ササノコバン(Sasano Koban)[1]とは日本競走馬種牡馬。主な勝ち鞍に王冠賞(1993年)、北海優駿(1993年)、ステイヤーズカップ(1994年)、道営記念(1994、1995年)、瑞穂賞(1995、1996年)、旭岳賞(1995年)

経歴

  • 特記事項なき場合、本節の出典はJBISサーチ[2]

1992年5月7日、帯広競馬場でのサラ系3歳新馬戦でデビューし、5着。4戦目で勝ち上がり、秋に2勝を上積みして3歳時は10戦3勝とする[3]。4歳となった1993年は、初戦の北斗盃は8着に終わり続く2戦も勝てなかったが、王冠賞から特別戦2戦、北海優駿と4連勝を記録。ブリーダーズゴールドカップはヒデノリードの8着、堂山芳則厩舎へ移籍し転厩初戦の水沢競馬場でのダービーグランプリは、ミスタールドルフの4着に終わった。

脚部不安が顔を見せる中[3]で5歳を迎え、シーズン3戦目のステイヤーズカップを2分28秒9のレコードタイムで勝利。続く第6回ブリーダーズゴールドカップは勝ったカリブソングに4分の3馬身まで詰め寄って2着[3]。11月の道営記念もアトラスオーザを下して制した。翌1995年瑞穂賞旭岳賞と連勝してステイヤーズカップを2着。11月の道営記念も2分35秒4のレコードタイムで連覇した。1996年も初戦の瑞穂賞を連覇してステイヤーズカップを2着としたが、ブリーダーズゴールドカップ5着、赤レンガ記念7着と2戦振るわず、赤レンガ記念が最後のレースとなった。

競走成績

以下の内容は、JBISサーチ[2]に基づく。

年月日 競馬場 競走名 距離(馬場) 頭数 枠番 馬番 (人気) 着順 タイム 着差 騎手 斤量
[kg]
勝ち馬/(2着馬)
1992.05.07 帯広 サラ系3歳新馬 ダ900m(良) 9 7 7 (5人) 5着 00:59.2 -2.4 沼澤英知 53 ジョーディボーイ
0000.06.18 旭川 サラ系3歳 ダ1000m(不) 9 1 1 (7人) 2着 01:04.6 -0.4 國信滿 53 ヤマノターナメント
0000.07.08 旭川 サラ系3歳 ダ900m(良) 10 8 10 (2人) 3着 00:57.4 -0.1 國信滿 53 ムラムスメ
0000.07.30 旭川 サラ系3歳 ダ1000m(稍) 8 1 1 (1人) 1着 01:05.3 -0.2 安田歩 53 (リトルナエボ)
0000.08.20 札幌(公) サラ系3歳 ダ1000m(良) 7 3 3 (2人) 5着 01:03.3 -0.7 國信滿 53 スリーファンタジー
0000.09.01 札幌(公) サラ系3歳 ダ1000m(不) 8 5 5 (3人) 3着 01:01.4 -0.3 川島洋人 53 ストリームダンサー
0000.09.22 岩見沢 サラ系3歳 ダ1400m(重) 10 8 9 (1人) 5着 01:35.7 -1.4 國信滿 53 ナイスミュージック
0000.10.01 岩見沢 サラ系3歳 ダ1400m(稍) 11 4 4 (3人) 2着 01:35.5 -0.1 米川昇 54 フロントエドワーズ
0000.10.14 岩見沢 サラ系3歳 ダ1400m(稍) 8 8 8 (2人) 1着 01:33.5 -0.0 米川昇 54 (リードフラッシュ)
0000.11.04 岩見沢 サラ系3歳オープン ダ1400m(不) 12 6 7 (2人) 1着 01:32.5 -0.5 千葉津代士 54 (タッケンルビー)
1993.05.19 帯広 北斗盃 ダ1700m(良) 12 8 11 (6人) 8着 01:53.3 -3.0 千葉津代士 55 スガノラージャ
0000.06.03 岩見沢 ニッポンハム特別 ダ1600m(良) 11 6 6 (6人) 8着 01:47.2 -1.9 千葉津代士 55 ゴールデンドラマ
0000.06.15 岩見沢 サラ系4歳オープン ダ1400m(良) 9 8 8 (6人) 2着 01:32.5 -0.0 千葉津代士 55 タッケンルビー
0000.06.24 岩見沢 王冠賞 ダ2000m(良) 12 6 8 (4人) 1着 02:16.1 -0.5 千葉津代士 55 (アトラスオーザ)
0000.07.20 旭川 美瑛特別 ダ1600m(良) 9 8 9 (2人) 1着 01:45.4 -0.7 千葉津代士 55 (テツヤキング)
0000.08.16 旭川 旭川えぞまつ特別 ダ1600m(不) 8 5 5 (1人) 1着 01:44.4 -0.4 千葉津代士 56 (オースミギャンブル)
0000.09.08 札幌(公) 北海優駿 ダ2400m(良) 10 1 1 (1人) 1着 02:38.4 -0.9 米川昇 55 (スガノラージャ)
0000.10.11 札幌(公) ブリーダーズゴールドC ダ2400m(良) 11 6 6 (4人) 8着 02:36.6 -3.8 千葉津代士 54 ヒデノリード
0000.11.21 水沢 ダービーグランプリ ダ2000m(重) 10 7 8 (5人) 4着 02:08.8 -1.3 千葉津代士 55 ミスタールドルフ
1994.07.06 帯広 国後特別 ダ1800m(良) 12 2 2 (6人) 3着 01:57.0 -1.1 國信滿 56 アトラスオーザ
0000.07.20 旭川 鷹栖特別 ダ1600m(良) 9 5 5 (1人) 1着 01:42.5 -0.7 國信滿 56 (タヤスホクトセイ)
0000.08.18 旭川 ステイヤーズC ダ2300m(不) 7 3 3 (1人) 1着 R2:28.9 -0.4 國信滿 53 (マチカネオトコヤマ)
0000.10.10 札幌(公) ブリーダーズゴールドC ダ2400m(良) 12 4 4 (6人) 2着 02:33.5 -0.1 國信滿 56 カリブソング
0000.11.23 帯広 道営記念 ダ2400m(稍) 11 5 5 (1人) 1着 02:35.9 -0.6 國信滿 56 (アトラスオーザ)
1995.05.04 岩見沢 瑞穂賞 ダ1500m(良) 12 5 5 (1人) 1着 01:35.0 -0.5 國信滿 57 (イイデケーオー)
0000.06.01 旭川 旭岳賞 ダ1600m(重) 11 4 4 (1人) 1着 01:40.1 -0.7 國信滿 58 (トキノクンショウ)
0000.07.13 旭川 ステイヤーズC ダ2100m(良) 9 5 5 (1人) 2着 02:19.2 -0.3 國信滿 56 ホロトグランプリ
0000.10.19 帯広 赤レンガ記念 ダ1800m(稍) 12 3 3 (1人) 2着 01:53.4 -0.0 國信滿 60 マサノチャーミング
0000.11.23 帯広 道営記念 ダ2400m(良) 12 4 4 (1人) 1着 R2:35.4 -1.1 國信滿 56 (アトラスオーザ)
1996.05.06 岩見沢 瑞穂賞 ダ1500m(良) 11 2 2 (1人) 1着 01:34.7 -0.1 國信滿 56 (トキノクンショウ)
0000.07.04 旭川 ステイヤーズC ダ2100m(稍) 8 8 8 (1人) 2着 02:16.1 -0.2 國信滿 56 ヤマノセイコー
0000.08.15 旭川 ブリーダーズゴールドC ダ2300m(重) 10 6 6 (5人) 5着 02:31.3 -1.1 國信滿 55 メイショウアムール
0000.10.10 帯広 赤レンガ記念 ダ1800m(良) 12 1 1 (1人) 7着 01:56.2 -1.5 國信滿 58 オースミダイナー

引退後

引退後は種牡馬となり、6シーズンの供用で血統登録頭数15頭、出走頭数はそのうちの11頭を記録した[4]2007年3月1日付で供用停止となった[5]

血統表

ササノコバン血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 ニジンスキー系
[§ 2]

スズカコバン
1980 黒鹿毛
父の父
マルゼンスキー
1974 鹿毛
Nijinsky II Northern Dancer
Flaming page
*シル Buckpasser
Quill
父の母
サリユウコバン
1974 鹿毛
*ネヴァービート Never Say Die
Bride Elect
モンテホープ *ライジングフレーム
トサモアー

アミーカマラード
1977 鹿毛
タニノチカラ
1969 栗毛
*ブランブルー Klairon
Sans Tares
タニノチエリ *テイエポロ
*シーマン
母の母
シユツラン
1971 鹿毛
シンザン *ヒンドスタン
ハヤノボリ
ミスジエーン *リンボー
ジエーン
母系(F-No.) エスサーデイー(GB)系(FN:6-a) [§ 3]
5代内の近親交配 アウトブリード [§ 4]
出典
  1. ^ [6]
  2. ^ [7]
  3. ^ [6][7]
  4. ^ [6][7]


脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p ササノコバン”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年6月18日閲覧。
  2. ^ a b ササノコバン 競走成績”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年6月18日閲覧。
  3. ^ a b c REWIND 90's 連載第24回 1994年 ブリーダーズゴールドカップ(後藤正俊)”. web Furlong 2012. 地方競馬全国協会. 2020年6月18日閲覧。
  4. ^ ササノコバン 種牡馬情報:世代・年次別(サラ系総合)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年6月18日閲覧。
  5. ^ 2007年供用停止種雄馬一覧” (PDF). 日本軽種馬登録協会 (2008年). 2020年6月18日閲覧。
  6. ^ a b c ササノコバン 血統情報:5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年6月18日閲覧。
  7. ^ a b c ササノコバンの5代血統表”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2020年6月18日閲覧。

外部リンク


ササノコバン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 04:53 UTC 版)

ホッカイドウ競馬」の記事における「ササノコバン」の解説

1992年から1996年まで活躍道営記念瑞穂賞をともに2連覇するなど、5年間で3314勝。第6回ブリーダーズゴールドカップにも出走し優勝したカリブソングから3/4馬身差の2着と好走した。

※この「ササノコバン」の解説は、「ホッカイドウ競馬」の解説の一部です。
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