ササニシキBL「ささろまん」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/01 03:19 UTC 版)
「ササニシキ」の記事における「ササニシキBL「ささろまん」」の解説
ササニシキと同等の品質を持ちながら、いもち病に強い品種を実現しようとする試みは、古川農業試験場で1977年(昭和52年)から行われていた。この取り組みで育成された品種は、1994年(平成6年)に農林水産省に新品種「水稲農林同質327号」として登録された。これは「ササニシキBL」とも呼ばれ、実用的な多系品種としては世界の中でも先駆的な例であった。ササニシキと同質と認められていることから、ササニシキBLをササニシキの銘柄で流通させることも可能であったが、この頃はちょうど平成の米騒動などの影響によってササニシキの市場評価が失われていた時期に当たり、この新品種はササニシキとの差別化のために「ささろまん」の銘柄で販売されることになった。
※この「ササニシキBL「ささろまん」」の解説は、「ササニシキ」の解説の一部です。
「ササニシキBL「ささろまん」」を含む「ササニシキ」の記事については、「ササニシキ」の概要を参照ください。
- ササニシキBL「ささろまん」のページへのリンク