サイクル
ある状態から出発していろいろの変化を経たあと、再び最初の状態にもどることを繰り返すとき、このような状態変化をサイクルという。ピストン機関のサイクル論においては、燃焼による熱量の供給の状態によって、(1)容積一定のもとで行われるとした定容サイクル(オットーサイクル)、(2)圧力一定のもとで行われるとした定圧サイクル(ディーゼルサイクル)、(3)一部が定容のもとで残りが定圧のもとで行われるとした複合サイクル(サバテサイクル)に分けられる。実際のエンジンでは火花点火機関が定容サイクルに近く、低速の圧縮着火機関は定圧サイクルに、高速の圧縮着火機関は複合サイクルに近似している。
参照 オットーサイクル、ディーゼルサイクル、複合サイクルWeblioに収録されているすべての辞書からサイクルを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
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